■舞-HiME 第26話「shining★days」
トラックバック元の加嶋さんの記事を読んでの付記、です。
私は復活エンドの肯定派ですけど、「ストーリーの失敗」っていうのは本当にそう思います。
あかねのあの苦しみは一体何だったのか、って思っちゃいますし。
それは、和くんが戻って来ただけで解消するようなことではありません。
後味の悪い結果になることを覚悟の上で、記憶の操作でもしなくちゃ…。
キャラクターの視点を最重視する私の視聴スタイルから見たときに、あれだけのシチュエーションをあかねっていうキャラに与えておきながら、最後に全て元通りで良かったね、みたいなのはいけないと思います。
そういうことじゃ、キャラクターに対して失礼だと思うもん。
大切な人っていうのは、自分の側に居てくれさえすればそれでいい、ってことでも無いと思いますし。
そういう部分は、命を通して描けていた筈なんですけどね。
自分の責任での大切な人の死、っていうのはそのキャラを描く上での絶体絶命の最終局面だと思いますし、この作品でもそれだけの覚悟をもって描いている印象はあっただけに、あんなに安直な復活エンドになってしまうと…。
何か営業上の理由でもあったのかな、なんて思っちゃいますよね(^^;。
「ストーリーの失敗」という点では、シリーズのかなり早い時点で、私から登場人物への興味を失せさせてしまった、っていうのもあります。
その原因はイマイチ不明ですが、キャラが主体的に動いていない、っていうのが大きいみたいで…。
この作品、ある程度の距離をおいて見ていた人にとっては、最終話で余計なことを考えなくて済む分、復活エンドも受け入れ易いんじゃないかと思います(^^;。
---以上、2005/04/09付記---
ちょっとだけ全滅エンドを期待していたイケナイ私なのですが、この大団円なラストもありですよね。
楽しいよ。
変に格好付けたりしないで、お笑いの部分をちゃんと押さえつつ復活して来たHiME達が嬉しかったりします。
そもそも、HiMEの本質が生け贄であるなら、このラストでなくちゃ絶対に駄目なんですもん。
この作品、チャイルドが消滅すると自分の一番大切な人が消えちゃうっていうのは、中々凄い設定だったです。
それが一番はっきりと出ていたのが、あかねだったと思いますし。
それ以降は、うーん、どうなのかなあ…。
そのうち、チャイルドと大切な人がイコールになっちゃったりするのかな、なんてことまで考えたもん。
でも、大切な人が帰って来たらみんな復活、というのはちょっとあっさりし過ぎのような気がするよ。
当然、真白のフォローはあったんでしょうけど…。
みんな、歌を歌ったり踊りを踊ったりしながら復活して来たら、楽しかったんですけどね。
それ位はやって欲しかったかも!(ばか)。
ちなみに、奈緒のお母さんとか、あんな状態のままでもいいのー?(^^;。
最初から最後まで、見ていて楽しい作品ではありましたけど、何故かあんまり深入りしたくない気持ちになっちゃうという、ちょっと不思議な作品、それが私にとっての舞-HiMEなのでした。
実は、かなりテキトーに見てたもん(^^;。
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