■そらのおとしもの 第13話「空の女王(オトシモノ)」
「分かってたさ」。
「だからどーした」。
智樹ってば、あっさり言ってくれちゃって。
でもそれって、凄く凄く、格好良くって。
何より、優しいのです。
一度は生き物全てを滅ぼしちゃった(?)智樹なのですが、素になれば、シンプルで力強い優しさに溢れたマスターだったよ。
夢の中に出て来た女の子も、ようやく一安心って所でしょうか。
なにより、イカロスもニンフも、凄く幸せそうだったもん。
ちょっと誤解していた所も有るのですが、ニンフにとって、マスターが喜んでくれるっていうのは、やっぱり嬉しいことなのですね。
例え、あんなマスターで有っても。
その忠誠心が、先天的なものなのか、後天的なものなのかはともかく…。
それを全て分かった上で、暇潰しに利用しちゃおうだなんて、酷いのです。
私だって、一発殴ってやりたくなりましたよお。
シナプスのマスターの筋書きでは、ニンフは何も知らされないまま帰還する筈だったと思うのに、その方針は変わったのか、ハーピーが事情をみんな喋ってしまいました…。
そんな中でも、イカロスと智樹の為に泣いてくれた、健気なニンフなのです。
もお、そんなニンフに、すっかり情が移ってしまって。
鎖を断ち切って貰えて、良かった良かった。
羽根は無くなってしまったけれど、いずれ何か影響が出て来るのでしょうか…。
ニンフの鎖、みんなで頑張って切断したよ。
あれって、切ろうと思えば、切れるのですねー。
物理的な行為、ってこと以外にも、何か作用が有ったのかしら。
ちょっと不思議なのは、シナプスからの干渉が全く無かったことで…。
人間への直接攻撃は出来ないのかなあ。
それでも、起爆コードを送って来なかった理由が、ちょっとだけ気になりますね。
結果的には、良かったとは思いますけど。
イカロスは、やっとやっと、自分が兵器で有ることを智樹に告げることが出来ました。
ウソを付いていたこと、イカロスはずっと気にしてましたもの。
自分が兵器として行動するなら、もう智樹の側には居られないって、思い込んでもいたみたいで。
だから、嫌われる前に、自分からお別れをして。
でもそれって、自分一人で決め付けちゃいけないことだったみたいなのです。
ちゃんとお話するべきだったみたい。
まあ、普段の智樹の言動は分かりにくかったと思いますし、これは仕方無いですね。
部屋を出て行く前の、イカロスとそはらの会話は、ささやかだけれど、何だかじーんととしてしまいましたよお。
イカロスの仕種も、凄く雰囲気出ていて。
そして、智樹の前から飛び立ったイカロスの、上着がはらはらと落ちて来たのも印象的で。
あれ、ちゃあんと回収したのかしら。
なんて、どーでもいいことが気になったりして(^^;。
あんなに優しいイカロスが兵器っていうのも、不思議だなあ。
イカロスのあの性格は、ずっと昔からああなのですよね。
そう考えると、本当、凄く不思議な感じがするよ。
ちなみに、ウラヌスシステムを発動したら、ハーピーは一瞬で負けちゃうのかと思いつつ、要撃用エンジェロイドは、そう簡単には倒せないみたいでした。
そんな感じの最終回、智樹の落ち着きと懐の深さで、イカロスもニンフも、しっかり救われて良かったです。
勿論、英四郎や美香子のアシストも最強でした。
そはらも、きっと何かのお役には立っている…、筈です、多分(^^;。
そして。
この続き、智樹達がどんな生活を送るのかが、気になって仕方無い私なのです(^^)。
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