野母商船「太古」乗船記
ここには、野母商船「太古」博多23:45-福江08:15、の乗船記が有ります。
こちらから続いてます。
06/21
羽田空港から夜のJAL便で福岡空港に着いた私は、地下鉄で祇園まで移動して。
階段を上がってすぐの祇園町バス停から、博多ふ頭行きな88番のバスに乗ります。
これで、さくっとターミナルに辿り着くことが出来たのでした。
乗船締め切りは23:15ですが、乗船開始は21:45ととても早いのですよね。
近くのスーパー銭湯に寄ってから、なんて考えなくもなかったのですが、家をぎりぎりに出る選択をしたです。
バスを降りた目の前のファミマで、夜食のパンを調達して、と。
ターミナル内のショップはお土産メインなので、軽食はあまり置いていません。
何だかんだで、丁度乗船開始になった直後に到着出来たです。
今回は3人での乗船となります。
福江では、着発でそのまま博多に戻って来る行程。
往路の夜行便はグリーン寝台、復路の昼行便はスイートにしてみました。
スイートは絶対に抑えておきたかったので、一か月前の予約開始時刻にネットから予約、クレカで決済を済ませておいたよ。
3人往復の合計は43,510円になりました。
往路は1人4,930円。
出来れば島で1泊したかったけれど、お休みが足りなくって。
窓口で予約番号を申告して、往復の乗船券の発券を受けます。
待合室には、九州郵船の乗船を待つお客さんが何人か。
「うみてらし」の比田勝到着は午前03:25と、なかなか厳しい時間だけれど。
地元の人には、むしろ便利なのかもしれないですね。
対馬にも行ってみたい。
小さな船なので、船酔いしちゃうかなあ。
「フェリーきずな」は天草で乗船した懐かしい船名です。
船自体は、それとは違う船みたいですけど。
乗船券のチェックを受けて、船内へと進みます。
改札の人は、23:15までずっとここに立っているのかしら。
それは凄く大変そう。
来よう来ようと思っていたけれど、なかなか乗れなかった「太古」にようやく乗ることが出来ました。
嬉しいな。
私達のグリーン寝台は、ベッドが向かい合わせに4つ並んだ4人部屋です。
ルームキーまでは有りませんが、しっかり個室で。
お客さんは少ないので、貸切になるでしょうね。
「予約席」と「入室中」を自分で切り替えるようになっています。
室内にはインターホンとゴミ箱、鏡が設置されていて。
ベッド内にはテレビとハンガーと棚が有って、シーツと毛布がセットされています。
個別に空調の吹き出し口が有るのは有難いです。
勿論、AC100Vのコンセントも有りますよん。
新しいつくりなのです。
船首にはマッサージチェアまで装備なリラックスルームと展望サロンが有って。
くつろぎのスペースなのです。
船首の半分がサロン、半分が明日乗船するスイートルームになっています。
ゲームコーナーも有りますよん。
既にプレイしている方が居らっしゃいました。
ちなみに、今日のお客さんは少な目かな。
お湯と冷水のサーバーも有ります。
自販機も、数か所に設置されていました。
そんな感じに、かなり豪華な船内にびっくりなのです。
売店ではちょっとしたお土産品を売っていたりして。
アルコールの自販機は、24:00で販売停止になるみたい。
旅立ちの乾杯用に、1本買っておきましょう。
シャワーは家で浴びてきたばかりなので、翌朝に使ったよ。
デッキに出ると「フェリーちくし」が見えます。
九州郵船の厳原行きだね。
ポートタワーを眺めつつ、ほぼ定刻に出航です。
博多の灯りが、少しずつ遠ざかって行くよ。
私達は船室に戻って、夜食を食べながら、今までの行程を振り返りつつこの先の行程を検討するのでした。
途中の寄港地で一人ずつ別々に降りて行って、帰りの「太古」でまた合流しよう!って提案をしたのですが、みんな福江まで乗って行きたがったので、この企画は成立しませんでした。
残念。
翌朝は結構早起きをして。
デッキに出よう。
同行者のうち、1人は既に起きていてベッドには居ません。
もう1人はぐっすり寝ているよ。
この人は、船に乗るといつも酔っ払って寝ているなあ…。
ちなみに本船「太古」のこの先のスケジュールはこんな感じで。
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宇久3:55着4:05発
小値賀4:40着4:50発
青方5:40着6:05発
奈留7:25着7:35発
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さすがに宇久と小値賀は寝てましたけど。
朝日が船内を照らします。
座れるところがあちこちに有るの、良いですね。
私はデッキに出て、先に出ていた同行者と合流、島々の間を進むフェリーからの景色をずっと眺めているのでした。
島には緑が拡がって、人家とかは見えないなあ。
橋を潜ったりもして。
あの名も無い橋も、いつか渡ってみたいです!。
いやいや、ちゃんと名前は有ります。
単に私が知らないだけ。
後で調べたら、中通島と若松島に架かる県道46号線の若松大橋なのですって。
ここは06:45頃に通過したです。
奈留島をぐるっと回り込んで、奈留に入港です。
特に汽笛は鳴らさず到着しました。
港の周囲には、しっかりした街並みが拡がっていて。
路線バスが走って行くよ。
降りてみたくなっちゃいます。
その気になればすぐに来れるのですけど、なかなかその気にならないとゆーか。
ここ奈留では4人が乗船して、30人が下船したです。
出航の時にも汽笛は無く、さくさくと進みます。
福江が近付くと、頭の上をANAの飛行機が低空で通過して行って。
福岡からの便ですね。
時刻表上、福岡から福江までは45分で着いちゃいます。
ORCはJALとのコードシェアが始まったので、いつかまた福江に来ることもあるでしょう。
今回がまさにその機会だったけれど、1泊するだけの時間がなかなか取れずで。
てことで、福江に入港です。
全然揺れず、快適な航海でした。
ボーディングブリッジからぞろぞろ下船。
改めて「太古」の船体を眺めると、船首が流線型で綺麗なデザインになっています。
さあて、福江での短い滞在、満喫しなくちゃです。
こちらに続いてます。
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