ここには新日本海フェリー「はまなす」敦賀23:55-苫小牧東20:30、の乗船記があります。
「すずらん」と「すいせん」が東京九州フェリーの応援に回ったので、「はまなす」と「あかしあ」が敦賀航路に就航中。
看板は舞鶴⇔小樽のまんまですけど、細かいことはいいんです。
こちらから続いてます。
11/22
てことで、急遽の乗船、決定です。
まあ、いつもそんな感じなのですけど。
ネットの予約時間も過ぎていますが、ネット予約だとしても、旅行支援クーポンの割引申請には電話が必須なので、一緒かな。
さて、予約センターに電話しましょう。
乗船区間に名前と電話番号と郵便番号と年齢を申告して。
等級はステートBツインにしてみた。
インかアウトかは特に聞かれませんでした。
まあ、値段は一緒ですから。
割引適用と、連絡バスをどちらも利用するかは聞かれて。
これでおっけ。
22:00の敦賀駅発連絡バスは、2人だけで発車です。
バスの行き先表示は、LEDで単に「フェリー」となっていて、潔いのです。
いつもの道を走って、ターミナルへと。
カウンターには誰も居らず、ベルをならすとスタッフさんが出て来てくれました。
13,600円をカードで決済。
クーポンを貰い、ルームキーは船内で。
「はまなす」は物理キーなのでした。
乗船開始は23:15とのこと。
約1時間の待ち合わせですね。
エスカレーターが動き出すと、7名が乗船です。
少ないのです。
e乗船券のQRコードを読んで貰ったときに、検温済みのカードを尋ねられたのですが…。
あれれ、貰っていません。
他の人は持っていたのにな。
船内のカウンターではルームキーを貰います。
今年のグリルの営業は終わっているので、他の案内は有りません。
私の部屋は、海側のアウトサイドでした。
自分で指定するときは必ず陸側にするから、新鮮です。
扉には、テプラで「ドアノブを手前に引きながらお開け下さい」と貼られていて。
「はまなす」の扉って、ちょっと癖が有るので、就航当時は開けられない人が続出したのですよね。
今では経年劣化というか、いい感じに馴染んで、開けやすくなっています。
私の中で、「はまなす」はまだまだ新造船なイメージだったのですが、実際にはあちこち痛み始めていて。
ちょっとショック。
トイレの個室のダストボックスの金属がサビサビだったり。
でもまあ、まだまだ使える船って思うのです。
きちんと手入れはしてありますし。
ちなみに、就航は2004年なので、結構な歳月が流れています…。
はい、お馴染みな室内です。
トイレや冷蔵庫の装備は有りません。
私はそこまで必要性を感じませんから。
洗面台さえ有れば、問題無いよ。
このまま寝てしまいたいけれど、お風呂には行っておきましょう。
100円返却式のロッカーとカゴが並んで、最近の新造船よりは手狭な脱衣場。
露天風呂とサウナはちゃんと有ります。
のんびり。
カフェテリアの営業は当然有りません。
この乗船人数ですものね。
私の部屋の周囲にも、人が居る気配は全く無くて。
船内放送によると、この先は動揺が予想されます、って。
程無く、ゴトゴト揺れ出しました。
壁がギシギシ言ってる。
何だか地震みたいな揺れ方だなあ。
夢見悪そう。
まあ、船酔いする程では有りません。
翌朝、08:00になるとレストランと大浴場がオープンします。
朝が遅い船なのは嬉しいところ。
入港は夜ですから、今からでもたっぷり乗っていられるね。
船旅満喫コースなのですよ。
朝のレストランの利用者さんは、10人ちょっと。
朝も昼も夜も、顔触れは殆ど変わりませんでした。
レーンにも、自由に取れる実物は並べられておらず、全てレジでの注文です。
いつもの洋風プレートセット950円。
美味しいよ。
コーヒー200円を追加しておけば、支払い額が1,000円を超えて、地域クーポンが使えたけれど。
食後にはお風呂に入って、部屋でごろだらのんびりします。
携帯の電波は届きませんし、船内Wi-Fiの設備も無く、不便と言えば不便だけれど、その分、余計なことをしなくなり、個人的な作業が凄く捗ります。
これも、船旅の重要な要素だったりするので。
凄く楽しい!。
程無く、お待ちかねの「あかしあ」がやって来ます。
社船行き合いのご案内です、とのことで、進行右側にて、15分後の09:48頃にすれ違うとのこと。
まずはフォワードサロンへ行って、様子を見てみましょう。
ですが、私もすっかり忘れてましたけど、この時期、既に鉄仮面が装着されて、窓は塞がれていたのでした。
なら、もうデッキに出ちゃおう。
誰も居ないなあ。
「はまなす」はサイドが見にくいので、人が少ないのは助かりますけど。
結局、デッキに出て来たのは私だけ。
「あかしあ」が通り過ぎた後になって、3人程が出て来られましたけど。
寂しいな。
結構波が高く、ていうか風が強くって、スマホがゆらゆら揺れて、写真はなかなか撮りにくいです。
「あかしあ」が先に汽笛を鳴らしたよ。
後で写真を拡大してみたら、「あかしあ」のデッキには3人位の人影が見えました。
ちなみに、レストランからオープンデッキへの扉、固くて重いのです。
開けたら閉まりませんし。
10:37になると、船長さんから挨拶の放送が流れます。
現在、風速15m、気温12度、波高1mとのことで。
若干の動揺が予想されるとのことです。
この先、竜飛崎には16:00の予定。
乗船人数が少ないので、船内はとっても静か。
映画の上映は有りますが、船内イベントも特には開かれません。
そうこうするうち、あっという間にお昼です。
空いているのは分かっているので、オープンしたらすぐにレストランへ。
やっぱりレーンには何も置かれておらず、全てレジ前での注文です。
地域クーポンを使ったよ。
ブザーで呼ばれて、ご飯を取りに行くです。
特製ザンギプレート1,100円。
おかずが色々有るのは楽しいね。
何カ所かに設けられた返却の棚に下膳します。
このデッドスペース?の席が何気に楽しかったりして。
後はもう、お部屋で自堕落かな。
時々デッキに出て、お風呂に入って、船内を散歩して。
売店の利用はしませんでした。
デッキのこれ、イスかテーブルにしか見えないのですが…。
煙突の煤に注意、と。
手摺にも注意が有りました。
シャドーハウスの煤能力的な…。
冷水器?は故障していて、水の漏れるような音がずっとしていたです。
さあて、晩ご飯の時間だね。
和風ハンバーグセット1,100円。
洋風と迷ったけれど、和風も美味しかったよ。
美味しく頂きました。
今回は、レストランの前に掲示されていた朝昼夜のメニューを写真に撮って、ベッドでごろごろしながら食べる物を考えたです。
バランスを考えながら、メニューを選ぶのは楽しかった。
そして、両側に陸が見える津軽海峡の景色は、また格別なのですよ。
入港の1時間前になり、苫小牧東港の港外を航行中との放送が入ります。
苫小牧の天候は曇り、気温は0度とのこと。
0度!?。
昨日の東京は20度だったのですが…。
まあ、体感、そんなに寒くは感じません。
雪も全く無いけれど、もうすっかり冬なのです。
19:55になると、ルームキーの回収案内が有って。
放送の後、いつも直ぐに来るからなあ。
待ち受ける私も、早くから待機してました。
マスクもしてなくちゃですし。
荷物をまとめて、部屋を整えて、エントランスに移動です。
事前にQRコードを読んで貰って。
徒歩下船も少ないので。
パンフレットや掲示物を眺めていたら、各ターミナルから最寄り駅までのタクシーの料金が書かれていたよ。
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小樽駅1,000円
小樽築港駅800円
敦賀駅2,000円
舞鶴駅1,000円
南千歳駅8,000円
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意外とお安いかも、です。
人数や荷物が多かったりしたら助かります。
ただ、基本、小樽以外は呼ばないと来ないのです。
小樽にしても、多くて2台とかですよねえ。
繁忙期ならまた違うのでしょうけど、今度は取り合いになるかと。
徒歩の私達は、20:42に下船開始となりました。
4人がエレベーターに乗って、カーデッキからワゴン車でターミナル前に運ばれます。
え、そんなルートなんだ。
初めてのケースなので、ちょっとわくわく。
ボーディングブリッジを使用しない理由は不明です。
バスの前で降ろして貰って。
道南バスに乗車したのは2人だけ。
敦賀のときと全く同じメンバーですね。
車内で1,200円を払ったら、バスは直ぐに発車したよ。
真っ暗な中を走って、南千歳の駅前に到着っ。
21:35の快速「エアポート」に間に合っちゃいました。
念の為にちょっと走ったけれど、ぴったりなタイミング。
まあ、12分後には次が来るのですけど。
空いたロングシートに座ったのでした。
こちらに続いてます。
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