北陸新幹線開業一番列車からの旅
03/14
早起きして、東京へと向かいます。
その前に、船橋駅の指定席券売機で、えきねっとの受け取りをしようとしたのですが、開始時間まであと数分っていうタイミングで、取扱不可だったりして。
帰りの指定券の受け取りが出来ませんでした。
まあ、現地で何とかなるでしょう。
駄目だったら、ネットから、先の日付に変更しちゃえばいいんですものね。
どーにでもなります。
秋葉原で一旦改札を出て、ホームへ戻ると、上野東京ラインの電車が駆け抜けていきました。
先頭車は、人だらけ。
こちらも、本日開業なのですよね。
あ、しまった。
もっと早起きして、上野東京ラインにも乗れば良かったにゃあ。
東京の行き先案内には、東北常磐高崎方面の行き先がずらっと並んでいて、ちょっとした感動なのです。
これは凄い!。
熱海から黒磯まで、乗り通してみたくなっちゃいます。
そして、新幹線乗り場には、勿論「長野経由金沢行」の表示が有るです。
車内放送でも、「長野経由金沢行」って律儀に案内されます。
これは、分かりやすくていいですね。
ただ、長野県って、長野新幹線の名前を残せとごねたり、リニアの経路を捻じ曲げようとしたり、いい印象が全く有りません。
中央本線の、いわゆる大八回りも、長野県ですし…。
鉄道に関しては、長野県が嫌いになっちゃいそう。
県内がJR3社に細切れ分割されてしまった、気の毒な県では有るのですけど。
それはさておき、新幹線ホームは人だらけ。
こんな時間なのに、凄いのです。
逆に、東海道新幹線のホームはがらがらで、手持ち無沙汰なJR東海の駅員さんが、こっちの様子を眺めていたりして。
東海道新幹線も、今日から285キロ運転が始まって、セレモニーが有ったりしたそうですね。
今回私は、北陸新幹線開業初日の、東京発1番列車に乗ることが出来ました。
06:18発の「かがやき501」号。
1ヵ月前発売の時点では、長野始発の指定券しか取れず、前日に長野に入って、1泊する予定だったのですが…。
前々日のお昼過ぎ、えきねっとをチェックしたら、全列車に空席が出ていたので、急いで確保したのでした。
特に座席の指定はしませんでしたが、ちゃんと窓側だったという強運ぶりで。
わい。
指定された2号車の前へ行くと、ここで出発式が行われるらしく、人だらけなのです。
先頭車では無く、最後尾で出発式なのですかあ。
1号車へは、2号車の車内からしか行けず、後続の「はやぶさ」の待機列が形成されています。
車内から、出発式の様子が見れるかと思ったら、車内も人だらけで、何が何だか分からないまま、いつの間にか発車していたという…。
約1分遅れ。
上野を出ると、車掌さんの肉声放送で、開業一番列車との挨拶が有って、最速2時間28分で東京と金沢を結びます、というアピールもしっかり有って、一安心なのです。
東北新幹線新青森開業のときも、東京発一番列車に乗りましたが、そのときの塩対応とはえらい違い。
新青森まで、全く何も触れませんでしたもの(^^;。
ちなみに、長野で交代したJR西日本の車掌さんは、更に気合が入ってましたです。
今回は、注目度も違いますしねー。
上野を出ると、沿線からは大人気で、写真を撮る人、マンションの窓から手を振る人、お祝いの紙を掲げる人、歓迎ぶりが凄いのです。
並走する埼京線のホームも、写真を撮る人達でいっぱいだったです。
車両には、特別な装飾は一切無いのですが…。
私はですね、それよりも、窓から見えたさいたまスーパーアリーナを見て、感慨に耽ったりしてました。
02/01のラブライブ!では、あちらが人だらけだったですもん。
会場から外に出るのに15分、駅に着いてから改札を通るまでにも15分かかったですし。
今日は、ランニングをしている人が1人居るだけ…。
大宮でほぼ満席になり、次の停車駅は長野です。
高崎を通過する特急列車に乗るのは、181系時代の「とき」以来なのですよー。
…旧過ぎですってば。
ちびっこだった私は、高崎で駅弁を買って貰うのを楽しみにしていたのに、何と通過してしまって、大泣きした記憶が…(^^;。
車内放送では、グリーン車とグランクラスの見学はお断りしています、との放送が繰り返し流れて。
開業列車ならでは、でしょうか。
車内販売のワゴンは、ちゃんと回って来ました。
売れ行きいいです。
お巡りさんも2人1組で巡回していますが、腕章を見たら、石川県警の方でした。
乗務員さんとは違って、途中での交代とかはしないみたい。
長野では、在来線の接続を待って、約5分遅れになるとのこと。
実際には、3分遅れでの発車となりました。
ここからは、結構トンネルが多くなります。
携帯の電波も途切れがち。
でも、各座席に個別のコンセントが有るのは、凄く便利で。
飛行機よりも、ずっと良いのです。
座席だってゆったりですし。
いよいよ新線区間に入りますが、スピード速過ぎなので、各駅の様子は良く分かりませんでした。
長野県と新潟県の各駅では、特に人出が多いっていう印象は無かったです。
東北新幹線や山形新幹線では、ホームで歓迎行事が行われていましたが、混乱を避ける為か、北陸新幹線ではホームを使用してのイベントは行わないみたいです。
トンネルをいくつも抜けて、目の前に日本海が広がったときには、なかなか感慨深いものが有りました。
立山連峰の車窓案内も流れ、車内の皆さん、右に左に大忙しです。
富山が近付くと、これは凄い!。
線路近くのマンションの窓から、沢山の人達が手を振ってくれていて。
こちらも、手を振り返します。
ホームも人だらけ。
金沢でも全く同様で、マンションの窓から、本当に沢山の人達が顔を出していました。
上空には2機のヘリコプターが飛び、車掌さんの放送は「開業一番列車に皆様とご一緒出来たことを嬉しく思います」と締め括られ、ぱちぱちと拍手がわき起こる中、08:46過ぎ、長野の遅れをそのまま持ち越して、金沢到着となりました。
ホームは人だらけで、歩くのもままなりません。
取り敢えず1両ぶん歩いたところで、いきなり声を掛けられます。
わ、にむさん?。
びっくりなのです。
いえ、長野発の一番列車に乗られているとのことで、お会い出来るような予感はしていましたが、この混雑の中、到着した1分後にエンカウントするなんて…。
びっくりしたです。
お土産まで頂いてしまって、ありがとうございます。
取り敢えず、改札の外に出て、指定席券売機で帰りの指定券の引取りを…。
北陸新幹線の各駅でも、えきねっと発券の引取りが出来るようになりました。
それはいいのですが、金沢駅は凄い人出で、どうも外に出れる気がしません(^^;。
改札の中も外も、こんななのですもの。
まあ、一応、少しずつ動いてはいるので…。
出口では、記念に指定券を持ち帰りたい人専用の改札口が有って、スタンプを押して貰います。
改札の外でお土産を頂いて。
紅白のおまんじゅうとか入っていました。
嬉しいのです。
帰宅してから食べたら、美味しかったよ。
さあて、指定券も確保出来ましたし、私は東京へ帰りますかあ。
ちょっ…(^^;。
にむさんとは、出会って10分でお別れ。
前回もこんなでしたよね。
…そのうち、ゆっくりお食事でも(^^;。
にむさんは、佐渡汽船のホーバーのお見送りに行くそうです。
今日は、金沢のホテルは全て満室だとか。
私は、折り返しの「はくたか」に乗りますよー。
取り敢えず、自由席で富山まで行きます。
富山の様子も見たいですし。
指定席は満席なのに、自由席はがらがらで、ちょっと拍子抜け。
ゆっくり駅弁を広げたのでした。
朝から、何も食べてないのですよー。
利家弁当、ですって。
そうそう、北陸地区では、サービスでタイフォンを鳴らしての発車をしていて、これはなかなかの演出だと思ったです。
アニメとかでは良く有りますが、実際には、新幹線のタイフォンを聞く機会って、そんなに有りませんものね。
富山では、コンコースで風の盆の踊りを見学したりして過ごします。
ホームから外を覗いてみたら、地鉄の市内線が駅の直下へ乗り入れているのが見えて。
あ、延長開業したの、すっかり忘れてたあ!。
最近、チェックがゆるゆるなのですよねー。
在来線の高架工事も進んでいますが、「ひだ」も貨物の通過も、全て1面2線で賄うのでしょうか…?。
何気にショック。
富山からは、指定席だけ満席の「かがやき508」号で。
各駅の接近チャイムは、鉄道唱歌チャイムのアレンジです。
車内チャイムは、F編成が上越、W編成がいい日旅立ちで固定されていました。
そんな感じに、東京には12:44着。
東京駅にも、指定券を記念に持ち帰りたい人用改札口が有りました。
こちらでは、無効スタンプを押すのは諦めたらしく、見せるだけでそのまま通して貰えたです。
てことで、これが、今回使った切符です。
ナイアガラのスタンプと硬券は、機関士さんの制帽を被ったおじいちゃんが、車内で配っていて。
えっ、あのナイアガラ?。
聞いてみたら、ご本人だったです。
そして何故か、3/14と3/15、2日分の指定券が…。
何と!、2日続けて1往復したのでした。
えっへん。
取り敢えず、今日は午後からお仕事なのだあ。
北陸新幹線の速さを、実感出来ちゃいますね。
まあ、別に休暇を取っても良かったのですけどねー。
午前中に北陸新幹線を往復してからのお仕事って、ネタ的に美味しいじゃないですかあ(笑)。
社内的にも、転勤先で鉄道マニアぶりと真面目ぶりをアピール出来るっていう、せこい計算も有ったりします。
北海道新幹線函館開業のときは、お休みを取りますからねえ。
03/15
昨日は、お仕事から帰ると日付が変わっていて、さすがにぐったり。
早起きは出来ませんでした。
家でごろごろしてようかと思いつつ、やっぱり開業直後の雰囲気を味わいたくて、お出かけすることにします。
西船橋の窓口で、東京09:44発の「はくたか557」号のグランクラスを購入。
びゅう旅行券も消化しなくっちゃ。
キャンペーンのボールペンを貰ったです。
ただ、グランクラス料金12,340円は、正直お高いと思いますし、一度体験したら、わざわざ乗る価値はあまり無いかと…。
JALの国内線ファーストクラス8,000円と比べても、サービスレベルにはかなりの差が有りますもん。
それはともかく。
行きはもう、指定席は空席多数ですね。
グランクラスだけは、ほぼ満席。
帰りはさすがに、全て満席です。
スマホからえきねっとをチェックしつつ、少しずつ少しずつ、乗車列車を早めてみたり。
東京駅は、今日も北陸新幹線が完全に主役です。
抜群の注目度だよ。
この勢いを、関連する行政や企業は集客に結び付けないと、ですね。
Dコック、ちゅんちゅん。
折り返しはやっぱり厳しく、扉が開いたのは、発車の3分前でした。
グランクラスでは、和軽食と日本酒をオーダーして、食後にアイスコーヒーをお願いしました。
一年を通してアイスコーヒーがオーダー出来るのは、いいですね。
グランクラスは窓が小さいので、通路側の席になってしまうと、景色を眺めるのはほぼ絶望的なのです。
今日の私が、まさにそれで。
トランヴェールの記事が面白かったので、お持ち帰り。
上越妙高では、後続の「かがやき」の通過待ちとのことで、ホームに下りて、扉の外側を通過して行く「かがやき」を眺めます。
やっぱり速いなあ。
ホームでは、沢山の人達が写真を撮っていました。
私は、12:04の糸魚川で降りますよー。
コンコースには、歓迎のキャラバン隊の皆さん。
ゆるキャラとゆーには、ちょっとキモいコが混じってますけど…。
台湾のさくらえびとはえらい違いなのです。
早速、駅前の様子を観察するです。
イベントコーナーを見て歩きますが、残念ながら物販類はほとんど完売していて、開店休業状態。
糸魚川ジオステーション“ジオパル”で、鉄道模型を見学したり。
新しい糸魚川駅は、キハ52の車庫を取り込んだ構造になっていて、キハ52は車内が休憩スペースになっています。
えちごトキめき鉄道の方へ回ると、おねーさんが応援メッセージの寄せ書きを呼びかけていたり。
こちらも、昨日開業ですものね。
お土産コーナーをじっくり見ても、まだ時間が余るので、ちょっと海を見に行きましょう。
今日は、海未ちゃんのお誕生日だったりするのだっ。
日本海と北アルプスを望む展望台は、赤とオレンジのラインで縁取られていて。
九越フェリーのファンネルを思い出しちゃいます。
Love wing bell、なのですよ。
北陸新幹線は、未来へと続く希望になるでしょうか。
目指すのは綺麗な、遥か遠くの虹なのです。
さあ、出発だよ!。
券売機で、黒部宇奈月温泉への自由席特急券を購入して、と。
この頃には、記念入場券購入の行列は解消していました。
むしろ、通常の入場券購入の行列が残っていて。
皆さん、ホームへ上がって新幹線を見に行かれるのですよね。
駅側でも、入場券を立ち売りして、長距離利用者との分離を図っています。
だから、ホームは人だらけ。
警備員さんも大勢居ます。
東北新幹線の八戸や新青森開業のときとは、全く違ったパターンなのです。
九州新幹線も、ホームまで行かれる方は、そんなに居ませんでした。
北陸の人達の気質なのかしら。
がらがらの自由席に座って、お隣りの黒部宇奈月温泉へと。
改札を出ると、またお土産を頂いてしまいました。
駅前では、お歌のステージが凄く盛り上がっていたよ。
皆さん、タオルを振って応援しています。
売店で職場用のお土産を買って、地鉄の駅の方へと歩いてみます。
さすがに、雪はもう殆ど残っていません。
道路に埋め込まれたメッセージプレートを眺めて、トロッコを眺めて。
のんびり。
ちょっとお腹が空いたので、ばら売りしていたますの寿司を買って食べました。
後で、ホームから覗いてみたら、ステージでは餅撒きが行われていて、あれには参加してみたかったです。
またまた自由席はがらがら。
富山へ移動しますよー。
またお土産を貰ってしまった…。
お米とか、富山らしく、薬売りの風船とか。
地鉄市内線の乗り場が、新幹線の改札すぐ先に有って、びっくりなのです。
昨日と違って、マスコミの取材陣が殆ど居ないので、歩きやすくていいですね。
昨日は、地元の新聞記者さんに捕まって、随分と細々としたインタビューを受けたですし。
なあんて思ったら、今度は地元のテレビ局に捕まってしまい。
また、細々としたインタビューを…(^^;。
どうせなら、私なんぞより、家族連れとか、そういう人を捕まえればいいのにい。
どちらも、実際に記事になったり放送されたりしたのかは分かりません。
富山地鉄の市内線に乗って、ループを一回り。
これは便利です。
いずれ、ライトレールと繋がって、直通運転をするのですねー。
それはいいのですが、富山駅は入場券の発売と特急券の発売、列を分離していないので、大行列なのです。
これじゃあ、次の「つるぎ」には間に合いそうに有りません。
ならばと、在来線で新高岡まで行くことにして、切符を買います。
高岡で、あいの風とやま鉄道とJRの乗り継ぎになりますが、割引運賃が適用されるので、そんなにお高くはなりません。
でも、時刻表で確認したら、高岡での接続に1時間待ちとかになっちゃうのですよね。
待っている位なら、歩いてしまった方が早いので…。
歩きます。
暑いよう。
高岡駅と新高岡駅の間は、微妙に遠くて疲れる距離なので、バスに乗った方がいいかと…。
高岡市観光大使である、あみたん娘のポスターとか、ラッピングバスとか見かけたよ。
あみたん娘、凄く幅広い活動をしています。
公式サイトをチェックしてみて下さいね(^^)。
私は、パンフレットを貰ったりしましたあ。
途中のコンビニで、地方紙の朝刊を買って。
紙面の殆どが、新幹線関連なの。
記事では、近隣3空港の動きもしっかり追っていました。
今のところ、大きな影響は出ていないみたい。
まあ、小松と能登は、金沢以外への需要が有るのでしょうし。
富山は影響出そうな感じが凄く。
富山と言えば、チューリップ。
県内の各駅に、チューリップが飾られていたです。
品種名は、「炎の恋」。
個人的な趣味では、「恋の炎」の方が良かったかも。
恋という名の、金色の輝き。
燃え上がります!。
陽も傾いて来て、新高岡駅のイベントも、そろそろフィナーレ。
私も家に帰りましょう。
時間まで、充実した観光パンフレットのコーナーを見て回って。
あ、千里浜に、「ゆ華」って名前のホテルが有る!。
「ゆか」なの?。
「ゆか」なの?。
なあんて、良く見たら、「ゆはな」らしく。
でも、これも何かの縁、いつか泊まりに行ってみようと思うのでした。
旅先で、新たな旅のヒントを見付けるのは、楽しいよ。
この時間になっても、ホームは見学の皆さんがたっくさん居たよ。
新高岡16:58の「はくたか572」号は、またまたグランクラスです。
北陸新幹線には梅酒が有るそうなので、それをオーダーして。
かなり甘い、ジュースみたいな梅酒だったにゃあ。
途中の長野で停車中、後続の「かがやき」に抜かれます。
後から来て、先に発車して行くのを見るのは、何か悔しいのですけど!(^^;。
グランクラスに乗っていても、その気持ちは変わりません。
長野から、自由席はかなりの混雑になったみたい。
車内放送で、お詫びの放送が流れていたもん。
高崎では、更に混雑したらしく、空いている扉へお回り下さい、なんて通勤列車みたいな放送が流れていたよ。
私は、上野で降りて、京成で家へと帰ったのでした。
「イブニングライナー」に乗りたかったけれど、次の列車は1時間近く後なので、諦めて快速特急です。
そんな感じの北陸新幹線、連続2日の日帰り旅なのでした。
おしまい。
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