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2006.09.24

■ひぐらしのなく頃に 第25話「罪滅し編其の四地球侵略」

 ノートを持って、逃走中のレナ。
 人が少ない村の中では、目立って簡単に見付かっちゃいそうな気もするのですけど。
 何故か、警察にも園崎家にも見付かっていないのでした。

 でも、今回はストレートな展開で、見ていて楽しかったです。
 オヤシロ様絡みの部分とか、突然性格が豹変しちゃう部分とか、そういうのはそろそろ食傷気味だったので、圭一がかつてレナと魅音を殺してしまったこと、ああいうアプローチで見つめ直してくれたのには、ほっとしたし。
 今のレナのことも、助けてあげたいって思う。
 バットで殴り殺されそうになっても、両手を拡げて何かを訴えていたレナの姿を見ると、あのときのレナはみんな分かっていたみたい…。
 それぞれに、疑心暗鬼の世界が連鎖しているのって、とても辛いです。
 最終的に、全員を救い出すことは出来そうにないですが、私としては、解答よりも救いが欲しいっていうのはあるかも、なのです。

 レナが語っていた圭一の秘密、何か突然出て来た話なので、おいおいって思っちゃいました。
 圭一がそんなことをしていたのには理由があるのでしょうけど、話の流れとしては唐突みたい。
 大石も、そんなことレナに教えるなよな(^^;。
 その後、圭一がそれを魅音や沙都子に告白するの、話の流れとしては正しいと思いますけど、どうもうまく回収出来ていない気はします。
 見ていて物足りなかったもん。
 あ、ここの魅音と沙都子、とても可愛かったです。
 普通の女の子みたいで(^^;。

 そして、梨花の役割は、ああいう所にあったんですね。
 赦しをくれるのが、梨花なんだあ。
 本人が積極的に関与出来ないのが、辛い所ではありますが。

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コメント

シン・サーベルさん☆

 私はとうとう、原作にもそれに関わる解説にも、全く触れずに来ちゃいましたが、何だかんだでアニメは楽しかったです。
 アニメでは、伏線が省略されたり、表現上の間違いも結構あったみたいで、それはミステリとしては致命的ですけど、面白さはまた別の所にあると思いますし。
 私も原作を知っていたなら、原作ではこうなのに、なんてアニメに注文を付けそうですけど、それは仕方無いか。

 緩い日常は見ていてとても楽しかったし、そこから非日常へと切り替わるのも、いい感じでした。
 同じ話の中で、視点を視聴者と登場人物と、状況によって切り替えなくちゃいけないことが後で分かって、それはちょっと辛かったりしましたけど…。
 後は、恐怖表現に慣れてしまって、それがどうも間が悪く感じたりとか。
 作品としてのテーマは、あの最終回に集約されていたとは思います。

 原作に関して、高野風の推理、それが真実だったなら、それはそれで面白いような気がしますね(^^;。
 原作者と読者の勝負って、現在ではずっとずっと原作者に不利な気がしますし。
 まあ、クリスティみたいに、今でも解釈を巡っての議論に結論が出ていなかったりするミステリもあるわけですけど。

 今でも私は、あれだけ話題になった原作は凄いんだろうなあと思いますし、実際に読んでみても、きっとそれは変わらないんだろうと思います。
 例え、どのような結末が待っていたとしても。

 アニメより原作についての話になっていて、ここへ書くには相応しくないので、以下のURLに置くことにしました。

http://www17.plala.or.jp/tokano/higurasi4.html

シン・サーベルさん☆

 この作品は、アニメで見るより、文章で読んだ方がしっかり楽しめそうな感じはしますね。
 勿論、アニメならではの良さも沢山ありますけど、表情とか叫びとかの表現がちょっと過剰になって、それが逆に雰囲気を壊していたような気が少し…。
 後半は特に。
 私は原作のテキストを読んだことが無いので、確かな所は分かりませんけど。
 本来の楽しみ方は、やっぱり推理でしょうし、私はそれを放棄してしまっていたので、既に駄目駄目なのですが(^^;。
 「難易度が数百%」なのはともかく、「正答率が0%未満」なのは、作り手としてそれはどーかと思いますね(笑)。

 園崎家が村の管理や保全をしていたというのは、ちっとも気付きませんでした(気付ってば)。
 園崎家としては、自らが発症者となる可能性や、そうなったときの対策とか、きちんと考えていたのでしょうか…。
 祭具殿に立ち入ってはならないっていう掟とも、何か関係があるのかな…?。

 言われてみれば、圭一は親の期待とか成績とかの過去が描かれていましたし、そーいう部分でのストレスっていうのは大きかったのでしょうね。
 それが、過去のああいう行動に繋がった、と。
 良心の呵責に耐えられなくなって自首したのも、レナには詰られちゃいましたけど、そこに圭一らしさがあって、今の圭一が居るってことなんですし。
 まあ、そんなこと突然告白されたら、周囲も困ると思いますけど。
 沙都子達に何を言われちゃうか、ちょっと冷や冷やでしたねえ。

 この作品、巷の評判とか選択肢の無い純粋ノベルによるゲームだとか、そういう期待感やパズル性に多くを求めなければ、TVアニメとしてちょっとした拾い物という評価は出来ますね。

 パズル性については期待外れでした。
 シリーズ前半や原作の擬似ミステリー仕立ては視聴者やプレイヤーを引き込む為の『釣り』だったのかもしれません。w
 原作サークルが「シナリオに数多く張られた伏線や謎を推理したりコミュニティでそれを披露し合ったりする楽しみ方が出来るゲーム」と、明確に紹介していたのもトリックの内として有りにしてもいいですが…。
 
 「難易度が数百%、正答率が0%未満」の謳い文句は違うでしょう?
 JAROもんですよ、それは。
 
 鷹野さんの隠しノートが公開されましたが、雛見沢症候群はまだ生きていますよ。
 その原因がウィルスである可能性も払拭しきれてはいません。(ウィルスでない方が僕はいいのですが)
 でないと、レナの症状や園崎家の役回りが説明つきません。
 ちなみに鷹野さん、沙都子、悟史、それに梨花も発症者の可能性大です。

 園崎家は実質村の管理に当たっており、地球征服ではなく村の保全の為に、発症者による不始末の尻拭いを暗に行っていたという所でしょうが、その秘密主義なやり方は更なる発症者を呼び覚まし、二次的な事件の誘発に繋がっています。
 他のシナリオも重ねると、茜が警察に陳謝していたのはその事で、さすがに現代的な視点を持つ茜はそれが解っていたようですが、お魎ではこうはいかなかったでしょう。(魅音は「当家で始末して死体が出るとお思いで?」などと、調子に乗って要らん事を口走ってますが)
 
 大石刑事は、最初の事件の被害者であるダム工事の現場監督の友人で、それゆえダム建設反対運動の旗頭である園崎家を、発症者の症状である「疑心暗鬼」とは別ルートで疑っていた訳ですな。
 しかし容疑の対象が同じである為に、貴重な協力者としてレナや鷹野との接近を図った訳で、圭一の過去を調べてあったりそれをレナに教えていたのも、鬼隠し編で圭一にレナの過去を教えたのと同じパターンになりますね。
 おそらく圭一も雛見沢の出身である事を突き止めていて、園崎一味の一人という視線で捉えていたのでしょう。

 しかし圭一の過去をレナが暴き立てる場面の話は確かに初耳ではありますが、僕はそれほど唐突には感じませんでしたよ。何故なら圭一もレナも似たもの同士ですから、ここまでのレナについての描写を見てきたなら、圭一についても推して知るべしというか、さもありなんですからね。(祟り殺し編で、雛見沢へ来る前の圭一が学校でどういう生徒であったかを教師が親に伝えている回想があったし)
 各シナリオでやたら“仲間、仲間”と、それを強調する圭一を見ていて、そこに彼のコンプレックスなり願望なりがあるのを感じ取っていたので…。

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