太平洋フェリー「きそ」仙台-苫小牧
10月05日。
太平洋フェリーの「きそ」に乗るべく、仙台駅西口34番、フェリーターミナル行きのバス乗り場へ行きます。
18時10分発予定なのに 、15分も遅れて来たよー。
あ、ここが始発じゃ無いんだ…。
冷たい雨がしとしと降る中で待つのは、結構辛いものが。
そして、終点まで乗って行ったの、三人だけでした…。
乗船名簿に記入して、窓口へ。
今回は予約をしてませんでしたけど、B寝台、がらがらなの。
わざわざ一番古い「きそ」を選んで乗るなんて、マニアックです。
友人は、この船をポンポン船とか呼んでたっけ。
…そんなに騒音酷いの?(^^;。
「しゃとるおおいた」や、今は無き「はあきゆり」と同期だそうですもんね。
この船だけ、機関がちょっと違うみたいですけど。
良く知りません(^^;。
おじさんとおねーさんに丁寧に迎えられて、船内へ。
エントランス周りの作りは、以前乗った「きたかみ」と同じみたい。
荷物を置いたら、とりあえずレストランへ行きます。
評判のいいバイキングで、晩ご飯。
確かに美味しいのですが、以前よりも感動は薄れちゃった部分が(^^;。
それは贅沢かなあ。
他社のフェリーのバイキングでは、恐ろしく不味いのもありますから。
それに、ここはデザートのミニケーキとアイスが充実してるんですよね。
そして、出港30分前と15分前にはテープのドラが鳴って、出港。
船長さんから放送があり、低気圧の影響で、今夜はかなり揺れそうなんですって。
またかい(^^;。
もう今更、何でもいいよー。
すっかり投げ投げです。
事実、今回は船酔いを殆ど意識しなくて済みました。
もしかして、少しは慣れたのかな?。
だったら嬉しいな。
ふふふ、この程度の低気圧で私を倒せると思ったか!、みたいな感じ(^^;。
太平洋フェリーで困るのは、A寝台もB寝台も、ベッド毎のコンセントが無いことなんですよね。
これは、他社に比べて見劣りするよー。
仕方無いので、イスに座りながら使えるコンセントを探して、船内をあちこち歩き回ってしまいました…。
ようやく、船首にある展望室のソファー前で、いいのを発見。
しかも、ここは場所が分かりにくいからか、他に誰も来なくって。
貸し切り♪。
あ、時々、警備員さんの巡回がありました。
結局、午前1時頃まで起きていて…。
何やってんだか。
さあて、お風呂も入らなくっちゃ。
時間が遅かったから、他に誰も居ません。
でも、さすがにここは、揺れてる揺れてる。
機関からの振動が、脳に直接響く感じなの。
湯船のお湯も、ざばざば波のように流れていて…。
ヘンな揺れ方してます。
五歩進んで一歩下がる、みたいな。
でも、今の私は、この程度の揺れではびくともしません(^^;。
さあて、寝よ寝よ。
青いシーツがあらかじめ敷いてあって、ベッドメイクする手間は無いの。
ちょっと嬉しい。
この航路、今の所は携帯がずっと圏内のままなので、いちいち携帯メールに対応していたら、いつまで経っても寝れなくなりそー。
電気を消したら、もうぐっすり眠っちゃいました。
翌朝は、08時00分起床。
朝からレストランのバイキングは重いので、マーメイドクラブ(個人的略称、マメクラ)の喫茶カウンターで、ホットケーキとコーヒーにしました。
ここは、さすがに冷凍食品なんですけどねー。
丁度、隣りのエントランスでピアノの演奏が始まったので、それを聴きながら優雅に…。
それにしても、こんな所にグランドピアノが置いてあるなんて、凄いなあ。
演奏だって、ちゃんと本職の方が乗船しているわけですし。
というか、別に本格的なホールがあるんですよね。
昨晩のステージ、私は聴きに行きませんでしたけど。
朝もまたお風呂へ行って、今度は揺れてない湯船でゆっくり。
お風呂は、入港30分前まで、24時間開いてます。
でも、あんまり下船近くに入ると、タオルが乾かなくって、ちょっと困ることになります。
充実した売店を覗いてみましたけど、特に欲しい物は無い、かな。
雨も風も収まって、デッキは本当に快適です。
ちょっと日射しが強過ぎるみたい。
10時頃、右舷を東日本フェリーがすれ違って行きました。
八戸行き、ですね。
かなり離れていたので、船名は見えません。
さあて、もう入港だよー。
展望室へ行って、前面展望をばっちり堪能しちゃう。
って、デッキに出た方がいいよね。
一番前まで歩いて行けるので、岸壁を前にくるっと回るのを見守ります。
入出港は、船長さんが自ら操船するんですって。
このでっかい船を動かすの、大変そう。
入出港では、繊細な動きが要求されますしねー。
それでも時々、岸壁に接触して運航打ち切りになるフェリー会社とか、あるみたいです。
というわけで、「きそ」の旅もおしまい。
ん、別に古い感じは全然しなかったよー。
まだまだ元気に働けそう。
でも、船内には間もなく投入される「ニューきそ」のパンフレットと船内案内図が、もう置かれていたのでした。
丁寧に見送られて、下船。
つい先日来たばかりの苫小牧ターミナルなので、あんまり感慨は…(^^;。
船の写真を撮ったりしていたら、苫小牧行きのバスに乗り遅れてしまいました。
ひゃあ。
仕方無いので、札幌行きの高速バスに、苫小牧まで乗ります。
外人さんに色々と話しかけられて、言っていることは分かるけれど、返事が中々出来無くって、困っちゃいました。
MSというのは、Maru Shipの略ですねー。
« ■DearS 12th Contact「……しかも熱かった」 | トップページ | ■マシュマロ通信 第26話「さよなら、マシュマロ通信!?」 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 夢見るじゅらいきゃっと(2024.07.03)
- 碓氷峠から長野へと(2024.06.26)
- 北陸新幹線敦賀開業初日(2024.06.24)
- 上越線に乗りましょう(2024.06.21)
- 北陸新幹線敦賀開業2日目(2024.06.13)
コメント
« ■DearS 12th Contact「……しかも熱かった」 | トップページ | ■マシュマロ通信 第26話「さよなら、マシュマロ通信!?」 »
たくさん☆
きその一等は、トイレとシャワーがあります。
バスでは無いですねー。
投稿: C.Maya | 2007.04.29 00:18
きその一等室はバス トイレつきですか?
投稿: たく | 2007.04.28 18:21
定期船さん☆
ひゃあ、MSって、そういう意味だったんですね!。
検索して調べてみたら丸シップが出て来たので、そのまま良く調べずに書いちゃって。
Motor Shipでディーゼル機関のことだなんて、びっくりです。
どうもありがとうございます。
恥ずかしい間違いをしちゃいました(^^;。
投稿: C.Maya | 2006.08.12 23:42
「MS」 → Motor Ship の略です。
ディーゼル機関などで推進する船をさします。
これに対して今は少ないですが、
「SS」 → Steam Ship 蒸気機関で推進する船があります。
投稿: 定期船 | 2006.08.12 20:25