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2004.09.27

北海道へ。「海はなにいろ?」

 09月26日、初日。
 旅立ちの日の朝は、いつもドラマチックに始まります。
 なんて、実は今回も出発が危ぶまれたりしてました。
 どきどき、くらくら、倒れそう。
 …どっかで聞いたような台詞だなあ(^^;。

 それじゃ、いっくよー。
 15時20分に自宅を出発。
 15時40分に京葉道路花輪インター現発。
 16時25分に東関東自動車道潮来インター現発。
 17時30分に大洗フェリーターミナル着。
 私は、常磐道よりも東関道が好きなので、国道51号線をさくっと走って、ほぼ予定通りの到着でした。
 51号線で行くと、突然視界が開けて、台地の高い所から遙か遠くにフェリーが見えて、それが凄くいいんですよー♪。
 旅の気持ちが盛り上がるの。
 なんて、今回はもう眠くて眠くて、運転するの大変でしたあ。
 出発前、鬱なことも色々あったし…。
 それに、本当はもっと早く着いてチェックインするお約束なんです。
 私、ちーっとも守ってませんけど…(^^;。
P1000005.JPG
 とりあえず写真を撮っていたら、丁度、徒歩客と同乗者の乗船が始まった所でした。
 20人位かなあ。
 乗用車も、すかすかみたい。
 本来は休航の日曜日に、この夕便だけ臨時運航してるってことは、それなりに需要があるんでしょうけどねー。

 さて、私は今回、商船三井のマイデザイン北海道で予約していました。
 出港時刻と行き先が書かれた、看板代わりの紙を貰って、車のフロントに掲出。
 「へすていあ」のおケツから、車輌甲板に乗り込みます。
 エレベーターで、客室甲板へ。
 このエレベーター、ボタンが凄い年代物だったの。

 私の二等寝台は、310のJだって。
 12人部屋で、同室は5人。
 上段の寝台は誰も入りませんでした。
 でも、他の部屋を覗いてみたら、上段まで埋まってる部屋もあるんですよね。
 変なの。
 船内で1等に変更かけようかとも思ったけれど、もう眠くって、ただひたすら眠ることになりかねないので、そのまんま。
 ドラの音のテープが流れて、出港30分前の合図ですって。

 とりあえず、ご飯だあ。
 お腹空いたよー。
 丁度レストランが開いたので、すぐに行きます。
 食券を買って、しょうが焼き定食900円。
 七月に乗った「ニューれいんぼうらぶ」と同じ味みたいで、結構美味しいよ。
 事前の情報と違って、レストランの人達、みんな普通に親切でした。
 帰るときに気付いたのですが、フリードリンクがあるんだ。
 定食の人限定ですって。
 ポットに入ったオレンジジュースとアイスコーヒーを、紙コップに入れて自由に飲めます。
 持ち出しは禁止。

 さあて、出港前にデッキに出ようっと。
 風が強い強い。
 何処から外に出れるのかが分からなくって、あちこち船内を歩き回ってしまった…。
 苫小牧からの「SFみと」が到着する筈なので、まだかまだかとわくわくしながら待っていたのに、全然来ないの。
 おっかしいなあ。
 で、ふと振り向いたら、実は「SFみと」はそこにもう到着していて、何かもう接岸寸前なのでした。
 …ばか?(^^;。
 こちらも、入れ違いに、定刻で出港です。
 ちなみに、「へすていあ」っていうのは、ギリシャ神話に登場する炉辺の女神HESTIAが由来なんですって。
 この航路に乗るのは、一年と一ヶ月ぶり。
 懐かしいな。
 海はいつもと変わって無いのに、何故かあの日と違って見えます。
 それはきっと、私の心が変わってしまったから、なんだろうな…。

 あっという間に、PHSも携帯も圏外に…。
 この船って、妙に陸から離れた航路を辿るんだもん。
 もう完全に圏外圏で、朝になっても陸地は全然見えません…。
 それにしても、風が強いの。
 手すりに掴まらないと立ってられなくなったので、慌てて撤退したよ。

 船内は、程よい乗り具合、かな。
 食堂もそれなりに賑わって。
 ロビーとか、カーペットに汚れが染み付いちゃってるのは、やっぱり何とかして欲しいと思いますけど、会社自体が大変なんですもん、仕方ないかも…。
 ちなみに、重油の相場が上がって来てるので、運賃は来月から若干の値上げになります。

 心配していた波は、2メートル位。
 そんなに揺れてないです(^^)。
 廊下で反対側から歩いて来た人とすれ違うとき、ちょっとだけ意識を集中してないと、よろけてぶつかっちゃう程度の揺れ。

 自分のベッドに戻って、ノートで持ち出して来たDVD-RAMでも見ようっと。
 パナソニックCF-W2DW6AXRを使用(^^)。
 でも、やっぱり静かな寝台だと、ディスクのアクセス音、凄く目立つんですよね。
 仕方ないので、案内所前のソファーに座って、そこでぴちぴちピッチを見たのでした(^^;。
 それと、ハガレン。
 それにしても、眠いよー。
 もう諦めて、寝ちゃおうっと。

 その前に、お風呂お風呂♪。
 閉鎖になる22時前に行かなくっちゃ。
 誰も居ない展望浴室で、のんびりです。
 でも、妙に床が滑るんですよね。
 帯広の近くに十勝川温泉っていうのがあって、あそこは世界的にも珍しい植物性の温泉なので、やたらとつるつる滑るのですが、あそこを思い出しちゃった…。
 ちょっと外に出てみたら、風は収まっていたけれど、今度は雨が降って来たし。
 明日、晴れるといいな…。

 あ、借り物のデジカメはメモリースティックだったので、このパソコンからは読めず、写真は携帯から持って来てます。
 とりあえず、初日はこれで終わりでーす。
P1000001.JPG

 つづきはこちらです。

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コメント

かっちゃんさん☆

 「へすていあ」は、すっかり有名になっちゃいましたね。
 私も、身近な色々な人から、フェリーってやっぱり怖いんだね、なんて言われたりして…。
 え?、記事にもあったように、そんなことは滅多に起きませんよお。
 なんて思いつつ(^^;。
 この覚えにくい名前は、きっとすぐに忘れられちゃうとは思いますけど…。
 事故当日、Googleで「へすていあ」或いは「へすていあ 事故」で検索をかけると、何故かここがトップにヒットしていたので、私もびっくりしちゃいました。
 実は、件の事故とは全く関係のない記事だったりしますし。
 すいませんでした(^^;。

すいません、追加レスです。
この新聞記事は旅の後一ヶ月後の出来事でしたね。

内容が妙にリンクしていた物ですから・・・大汗

このフェリーは実は24日に大洗に着くはずが、悪天候のために40時間以上遅れて(26日6時頃)接岸できたそうで、運の悪いことに回頭する際に横波喰らって200台中90台近くがワイヤー切れで車同士がぶつかり、ついでに車が動き回るものだからバランスも取れなくなって、無理に接岸しようとすれば転覆の可能性もあったと、悲惨な目に遭っていたようです。

実はこのページも船名で検索してヒットした物ですが(^^;

ネタもと→ http://www.carview.co.jp/news/0/24594/

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